タバコは逆流性食道炎の原因になります。
そのメカニズムは複数あり、まずは胃酸が増えることです。
タバコは胃酸の過剰分泌を促し、逆流しやすくなります。
またタバコを吸うと食道の運動機能が低下することが分かっています。
筋肉が緩むことで、食道と胃のつなぎ目である筋肉である下部食道括約筋も緩んで逆流性食道炎を引き起こします。
さらにタバコを吸って口が渇くと感じる人も多いです。
口が渇くのは唾液の分泌量が減少するためで、唾液には食道の粘膜を保護する役割も持っています。
その唾液が不足し食道が刺激に対し弱くなることで、逆流性食道炎を誘発します。
禁煙することにより逆流性食道炎の症状を改善させられるという研究もあります。