逆流性食道炎は、本来胃の内部でとどまっているべき胃液が逆流し、胃の入口(噴門)から食道に侵入することで粘膜が刺激されて炎症をきたすという病気です。
原因とみられているのは脂っこい食事を過剰にとる食生活です。
食後にげっぷをしたり、寝転がる姿勢でいると胃液が逆流し、時にはすっぱい味を自覚することもあるようです。
逆流性食道炎にり患している患者さんは、便秘を併発することもしばしば観察されます。
逆流性食道炎を発症する食生活の方では肉食傾向が高く、野菜や果物などの繊維質が不足していることが多いようです。
便秘と逆流性食道炎との間に直接の因果関係はありませんが、逆流性食道炎を発症しやすい食生活は便利になりがちな、体質になっていることが関係しているとみられます。